ossan-arrow

Lust und Liebe zu einem Ding macht alle Mühe und Arbeit gering.

録画サーバ構築(2/2)〜ソフト編〜

経緯

この前からずっと調子が悪かったPS3の地デジチューナーなのですが、とうとううんともすんとも言わなくなってしまいました。SONYからも終息っぽい情報が出てきていますし、これを機会に以前から興味のあった録画サーバーを組んでみることにしました。何回かに分けて、殆ど自分用の備忘録とします。素人が書いてるので参考程度にどうぞ。アドバイスとか有れば優しく教えて頂けると喜びます。

ソフト構成

こちらの記事を参考にさせて頂きました:
mnao305.hatenablog.com
基本的にはこちらとほぼ同じ構成で、あとはエンコードにVAAPIを使っているくらいですね。

CentOS 7.6

ミニマルインストール。PLEXの公式ドライバを使用する場合はカーネルを合わせる必要がありますが、今回は非公式ドライバをコンパイルするため最新版の7.6 (1810)をインストールしました。ちなみにテストとして公式ドライバも数日間使用してみたのですが、どうもデバイスのロック周りで不安定になるので非公式ドライバの方が現状良いのかなぁと思います。

FFmpeg with VAAPI

エンコードはお馴染みFFmpegを使用しますが、HWエンコードを行うためにVAAPIと呼ばれるAPIを導入します。

まずはこちらの記事を参考にVAAPIをインストール。(vainfoまで)
kt-hiro.hatenablog.com

FFmpegはこちらに大変便利なスクリプトが公開されているので利用させて頂きました。VAAPIは勝手に有効になるようです。
www.jifu-labo.net

SSH

録画サーバにはディスプレイを繋がずに遠隔で監視することになるので、sshdも有効にしました。特に意味もなく(?)Ed25519導入しちゃったり。もう少し難しいのかなと思っていたのですが、簡単に導入できるんですね。これからはこっち使おうっと。

Munin

同じく監視用にMuninを導入。デフォルトの設定だとSSDの温度が表示されないので、下のサイトを参考に項目の追加を行いました。今回は導入していませんが、S.M.A.R.T.情報もシンボリックリンクを貼るだけで追加できます。
blog.offline-net.com

最後に

ASRock J4105-ITXをベースにPLEX PX-W3PE4を組み込んだ録画サーバを構築し、ソフトウェアの導入まで完了しました。録画サーバは初めて手を出したジャンルなのでどうなることやら不安でしたが、ひとまず今のところは安定稼働していてホッとしました。今後は監視とテストを行い、不便な点については追々改善していく予定です。