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Lust und Liebe zu einem Ding macht alle Mühe und Arbeit gering.

ANA787、復活なるか

今日の朝、運行停止となっているBoeing 787型機のテストフライトが行われました。私は羽田に行けなかったので直接は見ていないのですが、現在地や高度・速度はflightradar24.comというサイトでリアルタイムに把握していました。こういう時にマルチモニターって便利ですよね。


本日のテストフライトに使用されたのはレジ(機体記号)JA810Aの787-8型機で、1番目にバッテリーの改修が終わった機体です。私の予測ではRWY34Rを使用して北の方へ向かうのかな〜と思っていましたが、RWY05を使用して南方へ飛び立ちました。やはり海の上を飛びたかったのでしょうか。
いきなり39000ftまで上昇したのには驚きましたね。1フィートは正確に0.3048mと定められていますから、高度11887.2mまで上昇したことになります。そこでは気温は-50〜60℃という想像の及ばないような低温の世界になります。


八丈島まで南下した後、機体は反時計回りに旋回し、針路を西の方角、串本方へ。なかなか引き返さないのでサプライズで神戸空港に来たら良いのにな〜なんて思っていると、紀伊半島に差し掛かる一歩(翼?)手前でUターン。大島の上空を通って羽田空港のRWY34Lに着陸後、11:03に羽田空港SPOT203へ到着しました。


何はともあれ、テストフライトが無事に終わって良かったです。ところで最近Boeing社の副社長が「トラブルを起こす可能性は有る」といった発言に対して反発が出ていましたが、どの航空機だって、もしくはこれはどの機械にも拡張できる話ですが、トラブルを起こす可能性はゼロでは無いわけです。これは至って当然の話ですね。むしろその場で「事故は絶対に起きない!」なんて断言してたら余計に信用が無くなってしまいます。「安全な機械」とは、「事故が起きたことがない」ものではなく、「事故が起こる確率が低い」ものなのです。新幹線システムの輸出が苦戦しているのも、この部分に一因が有ります。事故が起きる確率が分からないので、もしかしたら明日事故が起きるかもしれない。けれども担当者は絶対安全だと言っている。なので海外の担当者は困ってしまうわけです。そこへ他の国が「我が国の高速鉄道は事故は起こすけれども確率は〜〜まで抑えられる」と売り込んできたら、より確からしいそちらを採用してしまうのです。


話が逸れてしまいましたね。B787は、実は東京大学の入学試験前日に現地入りする時に乗ろうと思って予約を取っておいたのですが、その後高松空港の件が有ってB777に変更されてしまったという、当時の私からすればとてつもなく縁起の悪い出来事だったのですが(だからあんなに点が低かったのか!?)、上手く行けば6月にも運行再開とのことなので、夏休みに帰省するときにでも乗ってみたいと思います。もうあの翼たまんないですよね。早く乗りたいなぁ。