UTaisaku-Webの終焉

大変なニュースが飛び込んできました。教養学部の要請を受け、UTaisaku-Webが過去問の掲載を取り止めたのです。

ご存知無い方のために申し上げておくと、UTaisaku-Webとは東大教養学部の試験等のプリントをインターネット上で保存・公開していたウェブサイトのことで、特に試験前には多くの先輩方がお世話になっていました。

今回それが無くなったことで、特に情報を持っていないものは大きなハンディキャップを背負うことになります。灘校生みたいな元々友達だらけの学生がいる一方で、地方から単身上京してきたような学生も多数いるわけですから、そういう人達は予め同級生と仲良くなってシケプリを貰わないと、いくら頑張っても結果が出ないということになりかねません。

さて、いくら著作権の問題が有るとは言っても高飛車な態度で半ば強制的に掲載を取りやめさせた教養学部、しかも「地方出身者を優遇する」教養学部のことですから当然そのような不公平な状況を長く続かせるわけにもいかないでしょう。東大が主体的に過去問を公開するか、毎年キチンと問題を変えるというアタリマエの仕事をこなすかのいずれかをすべきだと思いますが、まあ教養学部のことですから無理でしょう。当面は教員一人ひとりに直接アタックをかけた方が効率的かもしれませんね。

余談ですが、本日「電王戦」というプロの棋士とコンピュータが将棋対決をするという試合の第五局が行われて、東大は駒場キャンパスの情報教育棟にあるiMac達がよってたかってプロに勝利したようですね。私もシケプリの作成がてらサブの画面の方で動画を流していたのですが、時代もとうとうここまで来たか、という感じですね。電算機の進歩はここ数十年で凄まじいものが有ります。私もいち理系（工学系？）学生として、使いこなしていきたいものですね。